※サイトコンセプトから外れた記事です。※
やったら叩かれる金儲け:ネットサロン
今Twitter上で?ネットサロンというものが流行っています。
月額有料制で、会員同士の横の繋がりを持つ仕組み(多分掲示板とかメッセンジャーとか?)、
でもって実績を持つブロガーなりインフルエンサーなりが光臨してアドバイスをしてくれます。
イケダハヤトさんの脱社畜サロンがよくわからんけどよう叩かれています。
‥ま、煽動的ではあるんですけどね。
脱社畜サロンでは起業に必要な知識を実践しながら学べるみたいです。
起業の逆として社畜
‥書いてあることに嘘はないと思います。
逆に脱社畜サロンの紹介文に書かれていることだけで十分な気がします。
イケダハヤトさんのツイートをみる限り、
会社に所属する正社員として仕事に、耐えられないことがあって
それで俺は起業したのさ、という自虐的な世界観を感じます。
まだ「オレは社畜だからさ」とか言って、自分を卑下してるの?
このセリフはかつての自分と今の自分に檄を飛ばす言葉ではないか?と
インターネット今昔物語
30才オーバーの人はインターネットに思い出があるもんです。
僕がインターネットに触れたのは中学生の頃、(まだ電話回線だった頃ですね‥)
コイツァすげぇと思いました。
だって色んな人がいろんなことを書いてて、しかも自分でも発信できる!
あ!仮面ライダークウガのテキストサイトがある!すげぇ特撮に熟知している人が考察している!
すげぇよ!母さん!と云ったら
身近に語り合う人がいないんだネェ‥
と云われました。
インターネットの本質ってそういうことかもしれない。
僕は高校生の頃から村上龍のファンです。
小説5分後の世界を読んでその世界観に打ちのめされ、そっから20冊は読みました。
で、彼がウェブページを立ち上げていた、ということを大学生の時に知り早速インフォシークでサイト名を調べました!
ADSL爆速で!21世紀!2003年!
そしてみつかったのが404エラー‥?(そういえば最近そういうページみませんね)
どうやら2003年の時点でHPは閉鎖して、アタマのページも削除して、枝葉のページの一部が見つかった模様。
なにがあったんだい?
後に彼のエッセイを読みました。HPについて書かれていました。
‥自分もHPを持っていた頃がある。
掲示板があって最初の三ヶ月くらは蜜月というか、本当に刺激的だった。
でも半年を過ぎた頃からか、利用者が暴走し始めて
なんだか自分が一番嫌いな集団ができあがってしまって、そんなわけで閉鎖した。
‥‥皆様、身に覚えがありませんか?
自治厨と、ネット中毒というハシカ
僕自身よく使ってる掲示板とチャットがありました。
モーニング娘。の非公式ファンサイトで同世代の男女がワチャワチャしていました。
そこでえ?モー娘。って女の子もファンいるの?とか
共学の人はこんな青春を送っているんだなぁ‥とか
中学から男子校の僕には潤いでした‥
で、やっぱりその「蜜月」は三ヶ月くらいで半年も過ぎると仲間内で恋愛が発生
そのやりとりを2ちゃんでサカナにされる
↓
荒れ放題!ユートピア消滅!
ネットに夢中になっちゃって勉強が手につかーん!って悩む中高生いると思います。
でもそれはハシカみたいなもんできっと誰もが通りうる病気。
ある日を境に面倒くさい事件が起きて無事「卒業」できますよ
‥皆様も身に覚えがありませんか?
自治厨という言葉がかつてありました。
厨:とは中学生→中坊→厨房、からのネットスラング。
荒しでもアンチでもあるわけでもないのに、掲示板を我が物顔で使う意見を押しつけるヤカラをこういいます。
で、自治厨とは
掲示板やチャットのルールを勝手に決めてそれを違反する人を追い出そうとする人
そんな意味です。
ときめきメモリアル2というPSの名作ゲームがあります
ギャルゲーで夢中になった時代自体が黒歴史なわけですが
高校入学を機に生まれ故郷のひびきの市に引っ越してきた高校生が学生生活を楽しむシュミレーションゲームです。
女の子が可愛いのは当然として、ひびきの市の世界観、高校生活やってる感が楽しく女性でも楽しめます。というか妹もハマッてました。
前作で容量や技術の関係で出来なかったこと全盛りで多分ときメモ最高傑作ではないだろうか
で、そのときめきメモリアル2にはコナミ社が作ったひびきのネットというサイトがありました。
主人公はデート場所の情報を(ゲーム内の)ネットで知ります。
そしてゲーム内で書かれているurlを実際にアクセスしてみると本当にひびきの市が存在しているかのようなHPが現れる
そしてパッケージに同封されたIDを使って掲示板やチャットを利用できる。
コナミからのルールは
ひびきの高校の生徒としてロールプレイを楽しんでね!
これだけ
コナミ先輩は先を行きすぎる‥セガ先輩も‥
そういったやりとりがやっぱり得意でない人もいて、そんなヤカラを追い出す武闘派自治厨民見えないモノと戦ってますねぇ‥
そんなわけでどーも狙い通りにいかなかったひびきのネットは2001年3月に閉鎖されます。
ま、ゲームで主人公が1999年に入学で2001年に卒業っていう世界観だからかもしれないけども
ひびきのネットが成功したら次の段階へ!っていう企画もあっただろうネェ‥
そんなわけで閉じたインターネットのコミュニティというモノは、モロく、そして暴走しがち、というわけです。
‥身に覚えはありませんか?
今でも例えばライングループとかではそういう事件‥あるんじゃないでしょうか?
リアルとネットが即繋がるから余計に、ネェ‥
そんなわけで企画以外のライングループにはなるべく入らないようにしているさんたろうです。
今「ネットサロン」で起こってること
アタマでも書いた月額制、というと主催者には定期的な収入が入ります。
でもできることはひびきのネットや僕が使ってたサイトとあんま変わんなかったり
村上龍のサイトなんかは今のネットサロンに近いやり方かもしれません。
村上龍が刺激的なやりとりが出来たのは三ヶ月、そっからは馴れ合いとマウンティングで彼の云う一番キライな集団になってしまうまで半年
志を同じく持っていたとしても、それがブレてナニをしたいのかわからん集団になってしまう。
インフルエンサーや有名人を応援したい、ならお金を払うのはアリでしょう。
そこで出会える人や本や知識があるかもしれません。
ただ、ネットの閉じた系っていうのは、やがて腐敗するっていう話です。
ネットは僕が中学生の頃から20年発達しました。
しかし文化としての成熟はまだ追いついてないように思えます。
使う人は進化しているか?というと、同じままかもしれませんね。
おわり
2019/01/02富士さんたろうが記す
にほんブログ村