気分変調症

研究:対人関係医療でなおす「気分変調性障害」

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対人関係医療でなおす「気分変調性障害」

気分変調性障害、とグーグルで調べるとこの本が一番上にでてくる。
気になったので読んだ。‥いい本でした。
水島広子氏著「対人関係療法でなおす「気分変調性障害」自分の「うつ」は性格の問題だと思っている人へ」創元社

※これから書くことは自分の主観,感想が大いに含まれています※
※正確なことを知りたい人は本を読んでください※

気分変調性障害とは

①自分は人間としてどこか欠けていると思う。
②ほかの人は苦しいことにもしっかり耐えているのに、自分は弱い人間だと思う。
③自分は何をやってもうまくいかない。
④自分は何か、なすべき努力を怠っているような気がする。
⑤人が「本当の自分」を知ってしまったら、きっと嫌いになるだろう。
⑥「~したい」というのは、わがままなことだと思う。
⑦自分が何かを言って波風を立てるくらいなら、我慢したほうがずっとましだ。
⑧自分の人生がうまくいかないのは、自分が今までちゃんと生きてこなかったからだ。
⑨人生は苦しい試練の連続であり、それを楽しめるとはとても思わない。
⑩これから先の人生に希望があるとは思えない。

水島広子氏の第一章から引用させていただきました。
自分の人生を振り返ってみても、まさに当てはまっている。
自分の人生の記事からも読み取れる。

この本にはそういった「人間として欠けている、という意識。自分はなすべき努力を怠っているようなきがする、という認識。人生⑩邪気眼使いになれたらな大学生編 

自分の人生がうまくいかないのは、自分が今までちゃんと生きてこなかったからだ。。
波風を立てるくらいなら、我慢したほうがいい。。人生⑭いまでも納得できないはなし正社員編

基本的に自分をいじめるようなカタチで、捕らえてきた。
そして何を成し遂げても自信がなかった。人生⑰それでも自信がないはなし

こういった「世界観」は「性格的なもの」ではなく治療可能な、病気だ、と書かれている。
こういった事実に目を向けるのに僕は恐怖感を感じた。
この自分で起こったあるあるですら「自分は違う」、と抵抗した。

自分にとって希望につながるような考えを信じようとしない、ネガティブな物事の考え方も、気分変調性障害の中核的な特徴です。

とある。
これが希望であるのか?希望である。
だって気分変調性障害は病気なのだから

病気とは
本人にとって望ましくない、苦しい状態である
病気になったことは本人のせいではない。
病気の症状は本人のコントロール外である。
治療の対象になる。つまり治せるものである。

ここまで人生に恨みつらみを重ねてきた自分には希望だった。
散々いろんな人から気持ちも持ちよう、つまりお前次第だ、と言われていたことすべてが病気の症状で本人のコントロール外でのバイアスだったのだ。

気分変調症の歴史

気分変調性障害の特徴は「ずっと続くうつ状態」
これを病気として捉えるのは難しい。
というより1980年にアメリカ精神医学会び診察基準が第三版に改正されるまでは、
性格的な問題と位置ずけられており、「抑うつ神経症」と呼ばれていた。
その人そのものに深く染み付いた抑うつ的性格という意味。
つまり精神医学においても気分変調性障害とは病気として歴史が浅いものである。
そしてこの病気は他の精神疾患を併発しやすい、なんにせよ「慢性的に続くうつ」である。
この本ではうつ病、双極Ⅱ型障害、PTSD、社交不安障害などを揚げている。
PTSDは僕も悩まされています(考察PTSD 僕の場合のフラッシュバック)
医者は患者をみて、そっちの病気と解釈することも多く、気分変調性障害に辿りつかない可能性もある、本ではドクターシッピングを薦めている。

‥例えば歯医者なんかはそうだ。
古い歯医者(年をとった)よりも若い歯医者のほうが知識をアップデートしている。
器具も新しいクリニックのほうが最新のものを揃えている。
新しく、若い歯医者のほうが適切な治療を受けられる傾向がある。

気分変調性障害が病気として認識されたのは1980年である。
ということは40年前、これはさすがに精神科医というものを舐めすぎかもしれないが
60を超える医師はこの言葉自体を知らない、なんてことも起こりうるかもしれない。

今日からできる対処方法

この本では、この病気の対処方法、自分でできる方法として
上記のような劣等感に苛まれた時、それは病気によるものでないか?と自問自答すべき、と書かれている。
いろんな例を用いて、本当に、くどいくらいにしつこく。
これは病気によるものではないか?
性格の問題として片付けず、病気として、戦っていくべきだ、と僕には読めた。

この灯火、消さないようにしたい。

水島広子先生、良い御本を世にだしていただいてありがとうございました。
より具体的にこの記事に病気をどう捉えるべきか、を書きました。
(病気であることは貴方の責ではない)
2018/01/27 決意をこめて記す
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