Q、「抑うつ状態」ってフツーに「疲れた」状態とどう違うの?
Q、うつ病ってどんな症状なの?と重複する部分がありますが
もうちょっと踏み込んで書いてみます。
さてフツーに疲れた状態とどう違うか
疾患を抱えた僕からみてもその線引きは難しいです。
僕の場合、午前中は元気で抑うつ状態、「疲れた」状態になります。
午前中はブログの更新をしたり、ボクシングで汗を流したり、元気でない時よりも元気です。
夕方の「疲れた」状態を医師に相談したところ、ボクシングやって疲れた、とは違う感じ?と問われます。
ボクシングやって疲れたのならばバタっと寝れてしまう。
でもその状態だと、ゲームをするのも、本を読むのも難しくなってしまいます。
何を言いたいかというと
プロの目にもその判断は難しい、ということですね。
今ここに至るはなし②の時期に
調子がでない、と内科に相談したところ
僕の口からは暑気あたりとしかいえない、でも精神科の受診をオススメします。
と云われました。
今のクリニックの先生曰く、
初めて来た時は本気でヤバイ状況だった
と云ってました。
Q、うつ病ってどんな症状なの?では身体的に起ることを書きましたが、
ここでは心がどうなっていうか?心理的にはどうなっているか?を書いて行きます。
正直人による、という要素が多いと思いますが
脳に虫が、毒霧が、蝕む
10年以上前の僕は名前を知らぬ「抑うつ状態」を頭に虫がわいている、と表現しました。
考察、抑うつ状態をこじらすとこうなる
今では虫、というより毒霧や汚いガス、といったほうがシックリきます。
虫→ガスとなったんだ、本当に良くなってきたことを実感します。
虫、もしくは毒霧の正体はなにか?
これは人によってマチマチだと思いますが、僕の場合は嫌な思い出です。
僕は中高一貫男子校出身です。地元から若干離れた私立の学校です。
在校中に後悔が多かった、卒業してからの後悔はより一層強かった。
学校に行きたくない、そう云う僕に母は感謝が足りない、の一辺倒だった。
自分の力で環境を変えることができない、そうじゃない自分はダメ人間だから今の環境が気に入らないのかもしれない
とにかく自分を責めました。
自分に対する無力感と、不信感、そんな感じでしょうか。
村上龍の小説に「5分後の世界」という作品があります。
主人公がパラレルワールドの日本に行ってしまい、そこで寒い牢屋に入れられます。
彼はそのとき、いつもシンドイ時にやる「ゲーム」をはじめます。
彼の原体験となっている「悲惨な思い出」を思い浮かべ、その時よりはマシだ。
と自分を慰めるゲームです。
僕の場合も、疲れている時、この「ゲーム」をします。
でも目的は違って、自分を苛めるためにそれをします。
それはなんの前触れもなく訪れる時もあるし、明らかにキッカケがあることもあります。
そのシーンに脳がタイムスリップして自分を苛めつづける。
立て直そうにも何度も何度も。そのシーンがくり返される。
立て直しがきかない‥
こういうのってフラッシュバックって云うらしいです。
抑うつ状態の時、僕の心の中ではこんなことがおきてます。
2018/07/23 富士さんたろうが記す
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フラッシュバック、PTSDについては以下の記事にも書きました。
考察PTSD フィクションに見る「劇」的フラッシュバック
考察PTSD 僕の場合のフラッシュバック
そして中高一貫男子校出身者が抱く憂鬱については以下の記事に書きました。
中高一貫男子校という「エリート」の抱える幻想のはなし
僕が「エリート」であった故の2つの苦労のはなし