のはなし

NHKにようこそ!のはなし

更新日:

NHKにようこそ!という作品があります。

原作はかつてひきこもりを経験した滝本竜彦のライトノベルです。
三時間程度で読み終えることができるので是非読んでみてください。お話も綺麗に終わってるし

さてどんなお話か

Wikipediaから引用
大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。
佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であると妄想する。
その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)。

そんな折、中原岬と名乗る謎の美少女が佐藤の前に現れる。
佐藤をひきこもりから脱却させるべく、岬は「プロジェクト」の遂行を宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセリングが始まる。

ウィキにもあるように大学を中退した佐藤くんはおそらく親の仕送りで生活をしています。
で、あるとき気がつく、
NHKは優良アニメを量産している→アニメをみると部屋に籠もりがちになる→自分はそうやってひきこもりになった
→!!!→自分がひきこもりになったのはアニメが原因だ!→!!!!→NHKの陰謀に俺はしてやられた
NIHON HOUSOU 協会?違うねNIHON HIKIKOMORI 協会だ!
と妄想を炸裂させます。
そんな日々を佐藤君がおくっていると突然ドアの呼び鈴がなります。
宗教の勧誘で、おばさんと、若い女の子のコンビ。
当然気になるのは女の子。女の子も佐藤が気にかかります。
で、漫画喫茶のバイトの面接に行ったところで女の子、岬ちゃんと再開します。
で、その岬ちゃんにつきまとわれる羨ましい展開。
偶然隣の部屋に住んでいた高校の後輩の山崎を交えてお話は進んでいきます。

それも妄想なのでは

そう、自分の状態になったのはNHKの陰謀、これはあきらかに妄想、被害妄想です。
多分、僕の認識する限り日本はディストピアではない。
住みやすさでいえば世界一だ。
で、そんな環境でひきこもりになってしまったのは自分の責任における所が大きいと思います。
解決方法は、自分と向き合って、すこしづつ人生を充実させていくほかない。
でも
こうなった自分は完全に悪モノの存在のせいであり、そのワルモノをやっつければ全部解決する。
ドラクエみたいに、竜王を倒せばみんな笑顔のハッピーエンド、そうなったらうれしい。
努力のしがいもある。これって完全な妄想なんですよね。
ネタバレになってしまいますが岬ちゃんも不登校の女の子で心に傷を抱えています。
そのトラウマを一緒に撃破することで佐藤も前に進みます。

ここで僕は思ってしまうんです。
陰謀の根源である魔王的なもんを倒すのも
トラウマ抱えた美少女にバッタリ出会って彼女を救うのも
これって同レベルの妄想なのでは‥!!!
著者の滝本さんへの熱い熱いツッコミ!
多分フィクションでしかないぞ!どっちも!

NHKへようこそ!のメディア展開

このNHKにようこそ!漫画にもなってます。そしてその漫画を軸にアニメにもなってます。
漫画は前半は面白いですが後半原作者となにかあったんやろうなぁ的な展開になってしまいます。最後の二巻まではオススメです。
で、漫画を軸にしたアニメは演出、役者の芝居、BGM含め非常に面白いものとなっております。

原作の小説ではもしかして山崎とは佐藤くんが生み出した妄想の存在なのでは?
と思わせるほど山崎の描写が甘いです。
漫画とアニメはむしろ山崎にしか感情移入できない作りになっています。
山崎は地元でバイトして東京出てきてゲームクリエイト専門学校に通ってる
ガッツあふれる若者です。

他にも佐藤を中心にいろんな登場人物が出てきます。
ひきこもりの佐藤目線でみる00年代の歪んだ現実ジゴク巡り‥。
終盤の山崎と佐藤の雪遊びのシーンは必見です。
自分は才能がない、うだつのあがらない若者なのは薄々気づいている、でも頑張ってきた、でも。。
原作以上に収集がつかない展開になってますがキレイにまとめています。
DVDはあまり売れなかったみたいだけどいい作品です。

そしてひきこもりをたたきのめすようなED曲躍る赤ちゃん人間
流石オーケンだぜ。滝本氏は大槻ケンヂさんの大ファンで文体からもそれをかんじます。
岬ちゃん役の声優牧野由依さんが歌う優しい歌、もどかしい世界の上で
で、愛する山崎のテーマソングといってもよい陽炎電車

山崎、お前は胸を張るべきだ、自分の人生に、青春に自信を持つべきだ。

そんなこんなで00年代という時代を描ききった作品NHKへようこそ!
ラノベも漫画もアニメもオススメです。

どこでみられるの?と云われるとちょっと難しいかもしれないけど。
頑張って探してください!
スピードワゴンさん不発‥!!!

みんな幸せになりてぇんだよ

幸せになりてぇなぁ。登場人物はみんなそう思っている。でも
90年代はそれを思う余裕もゆとりもなかった。
00年代はそれを思い行動をすることができた。結果は伴わなかったり理解を得られなかったりしたかもだけど。
10年代は行動することもできるし、理解も得られる時代になってきたと思う。
少しづつ。中学時代をすごしたあの頃よりも、大学時代を過ごしたこの頃よりも時代は良いものになっている。
そう思いたい、そう信じたい。

2018/02/07記す
のはなしにもどる
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

アーカイブ

-のはなし

Copyright© 気分変調性障害と、共に , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.