のはなし 創作物レビュー

映画観てきた「ボヘミアン・ラプソディー」が描くフレディの「勝利」

更新日:

死して尚伝説を残す、それがポップスター

数年前マイケルジャクソンの追悼映画、This is ITが大ヒットをしました。
コンサートのリハーサル映像を中心に編集された映画で、
1週間限定でプレミアム上映
にも関わらず映画館は満員御礼、ロングラン上映決定!

マイケルジャクソンは死してなお伝説を残したわけです。
このボヘミアン・ラプソディーもその流れから作られた映画かな、と思います。

これ僕が一緒に観に行ったおじさんは勘違いしていたんですが

映画「ボヘミアンラプソディー」
Queenのドキュメンタリー映画ではなく、Queenのエピソードを元に作られた
ミュージシャン大河ドラマです。

ラスト30分は
果たしてどこまでが役者や今生きる者達が作り上げたものなのか、
果たしてどこまでがQueenが残したものなのか、
観ていて解らなくなります。

どっちにしても、純度の高い、人間の持ちうる美しいエネルギーのカタマリであることには変わりません。

こっからはソース無しの勝手な意見と感想です。

レジェンドマンに仕立てあげられるロックスターという職業

このQueen、歌詞がようわかりません。
当然僕が日本人で英語に馴染みがないからっていうのもあるかもしれない。
でも作中でも事務所の社長が、歌詞ィ!意味がぁ!わかんないんだけどぉ!
ってやり取りがあるのでそういうもんなんだなぁと

日本語訳をみても、なんでそうなるの?多分、この人そういう意味で歌ってないと思うんですけども‥って思う訳がかなりあります。
We Are The Champioms 伝説のチャンピオンですからねぇ‥
なんで1人になってるの‥!!

こういったことはままあります。
映画の翻訳でもこれ違うだろ、と英語素人の僕でも思ったり。

訳者の意思が思いのほか混ざるんですよ、翻訳って
ただ歌の翻訳の場合、より強い原因があります。

ロックスターは常にレッテルを張られるものであって
Queenのリードボーカルを務めた(でもって映画ボヘラの主人公である)フレディーマーキュリーは色々スキャンダラスな人物です
そしてスタァとはナニカの代弁者であるべき、という風潮があります。

「Quenn」の「リードボーカル」「フレディマーキュリー」の物語

フレディマーキュリーは本当にいろんな癖を持った人物です。

まずは
両親はイギリス占領下地の移民インド人であり
でもって
本人はイングランド育ちの大学生であり
さらに
当時、激しい差別にあったゲイであり
その最後は
HIVに疾患して45才で亡くなります
後多分、アル中です。

属性大杉ぃ!!!!というわけで、フレディマーキュリーはそういう人の代弁者にさせられてしまうわけで、「代弁者」として彼を解釈すると歌の解釈も変わってしまいます。

そんな彼のバンドがQueen(女王閣下の)ってのにも皮肉を感じるし
ボヘミアンラプソディーがオペラっぽいのも欧州のやってきたことを皮肉ってるように思えるし
クイーンがガンガン聴かれていた一緒に観に行ったおじさん(55)に云わせるとそういう解釈のされ方はあったし
色んなトコに噛みつく人たちではあった

でもその本質は人前で自分の歌を歌うのが好きなお兄ちゃん達だったんじゃないかなぁと思います。
その憂鬱や、新しい音楽の可能性を!ってことであの曲に行き着き

観客の度肝を!天井を、空を、俺の声でブチ破いてやるんだ!
そんなモチベーションで活動をしていた人たちだと思います。

映画の中のフレディマーキュリーはイキッた若者であり、
そして今の若者も持ちうる憂鬱と共に生きています。
上記で語った代弁者としての側面は彼にはあっただろうけども

映画ボヘミアンラプソディーでは
世界一魅力的な男だったフレディマーキュリー
彼の、実の、そして音楽の旅を通して得た家族とのお話に落とし込んでいます。

フレディが自分を売り込んでいったり(これは史実と大きく違うみたい)

ライブツアーをやるための生命線であるバンを売ってアルバムを作ったり

詩を書き止めてたら手が止まって自分から滲み出るものに涙したり

ゲイとして自覚してから、失った多くのものがあったり、それでも得られたものがあったり

そういった人生を映画の手法で丁寧に描き
僕にQueenの人生と歌に新しい解釈を与えました。

We are the Champions.my friend
(俺たちはいつもキラッキラの誇り高い勝者である、そうだろう?)
And we will keep on fighting till end
(サイコーのオシマイまで俺たちは踏ん張り続ける)
We are the champions
(俺たちはチャンピオンだからね!しょうがないね)
We are the champions
(俺たちゃチャンピオンだからね!そう生きよう!)
No time for losers
(マケに腐ってる時間なんてもったいないんですよ)
'Cause we are the champions of the world
(だって!俺たちセカイチの誇り高き勝者なんだから!)

彼は、フレディは、勝ったんだ‥

この映画、DVDで楽しむのもアリですが是非劇場で
音響がスゴイです。
2019/01/01富士さんたろうが記す
皆様本年もよろしくおねがいいたします

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