のはなし

ヘルプマークからみる人に助けを求める難しさのはなし

更新日:

人の助けを頼むって難しいよねって話

祖母の家の犬と仲が良かった。血統書つきのラブラドールで黒い大きく、賢い犬。
名前はクロ
最初は吠えたが祖母がクロに僕を紹介したら警戒することをやめた。

それ以来仲良し、祖母の家にいる時はいつもクロを撫でていた。

あるときクロが僕に何か伝えたそうに鳴いた。
?ついてこいってか?
クロを追いかけるとサッシ戸があった。
サッシ戸をシュッシュと手で撫でるクロ‥
もしかして、、彼はこの戸を開けて欲しいのか?
戸を開けるとクロはすっと中に入っていった。
振り向いてワン!と人懐っこく吠えた。。お礼だな‥
‥‥‥頭良すぎるだろ‥‥

うちの犬だったら、というか普通の犬だったら戸の前で吠えてアケテーイレテー!と吠えるのが関の山である。
うちの犬は頭悪いというより、犬ってそんなもんである。
でもクロの場合かなり高次元なことをしている。
まず
自分には戸を開けるのは不可能だ、と知っている

人間だったら造作もなくできる、と知っている

この人だったら力を貸してくれるだろうな、と見込みを立ててる

その人に助けを求めて戸を開けることに成功する。

‥、、俺より頭よくね?

自分の場合

問題が起きたとき、自分には不可能だと認識する←ギリギリまで粘るよね

誰かできる人をみつける←思いもよらないよね

この人だったら頼れるという人を探す←基本人間不信なんで無理です。

その人に助けを求めて問題を解決する←無理!!

散々この「人に頼れない」、で失敗してきた。オオゲサに云うと破滅してきた。
人に助けを求める、これはなかなかに難儀なことです。

さて今日はヘルプマークの話です

ヘルプマークとは?


ヘルプマーク
というモノがあるとツイッターで知りました。
東京福祉保健局によると
外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、
周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。とある
対象者となる人は
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方とあります。

僕自身も東京にいた時期、そして高校時代、学校前の坂を登れず、立ち往生した経験があります。
人生⑧これが抑うつ状態ってヤツですわ
その時、セカチューよろしく助けてください、と助けを求めるエネルギーも、そのアイディアすらでなかった。
そんな時ヘルプマークがあったら、助けてくれる人が、いたかもしれないな、と思うんです。

でもちょっとこのヘルプマークというものに僕は違和感を感じます。

ヘルプマークの「違和感」

電車には優先席というモノがある。シルバーシートと呼ばれることもありますね。
老人優先の席で、若者は座ってはいけない、という認識があります。
シルバーシートがどんな経緯で生まれたのかは調べてないけども、これって本当に必要か?と思います。
だって立つのがシンドイ老人に席を譲る文化があればシルバーシートなんて存在する理由もない。
松葉杖をついてたり、赤ちゃんを抱いてたり、熱中症でヤバイことになってる人に席を譲る文化があれば優先席など必要ない、と思うんです。

僕は杖ついたり赤ちゃんを抱えている父ちゃん母ちゃんには席を譲ることにしています。
意外と断られることのほうが多い。
大丈夫です!お気遣いありがとうございます!そんな返事とドヤ笑顔が返ってくることが多いです。
特に赤ちゃんを抱えているお父さんのドヤ顔はスゴイ、誇りに満ちている。

そんな顔をみるために僕は席を譲っているのかもしれない。

逆に、22時から10時の夜勤明けでマジキツイとか、熱中症で脱水症状本気ヤバイとか、抑うつがヤバイ!みたいな時は座ってもいいと思います。
もしくは、いまほんとシンドイんで席譲ってくれませんか?と座らせてもらってもいいですか?頼んだっていいと思うんです。
よっぽど疲れてる人でもない限り、譲る譲らないは別にしても助けてくれると思うんです。

情けは人のためならず。

優しさはその人のサマタゲになるからその人にならない、という意味で使われることもありますが、
本来の意味はその情けは自分にも返ってくる、だから人を助けよう、そういう意味です。

まぁ見ず知らずの人に助けてください!というのはクロの例を挙げてもなかなか難しいことだとは思いますが。

本当にヘルプマークが必要な人

酷暑が続きますね。平成最後の夏は、ほんとに暑い。
夏の暑さを感じると思い出す事があります。

東京に住んでいる時、午後から自主稽古に参加するために僕は駅に向かっていました。
お爺さんが電柱の影で立っていた。両手にはギシギシに詰まったスーパー袋を持って
これは‥ヤバそうだ‥声をかけてみる。
爺さん、大丈夫?ん、大丈夫家はどこよ?新聞屋の裏‥ということは、あと三分の一ってとこだね。
そうだな、あと三分の一、うし、ありがとう。
荷物持とうか?いやいやそれは大丈夫、本当にありがとね。

僕の一言にカツが入ったのかお爺さんは歩き始めた。
大丈夫かな?と思って僕は稽古に向かった、けどほんとにその日は暑かった。
これは熱中症で救急車があり得る暑さだ、途端にじいさんが心配になった。ダダっと走ってお爺さんの荷物を持ってあげることにした。
稽古も遅刻してもいい緩い感じのものだったからね。
爺さんの歩調に合わせて歩いたわけだけど20分くらいかかった。
駅前のスーパーからこのペースだとすると片道40分はかかる。それなりの一仕事である。
買い物って一仕事だよねぇうん‥午前中片付けちゃえばまだ涼しいからいけると思ったらコノザマだよ、若い人はいいね暑くてもなんとかなるから
いや若くても暑いもんは暑いよ
彼の家に着くと本当にありがとう!これでジュースでも飲んで頂戴ね!
200円くらい貰ってもいいかもしれない、タダでやっても向こうに恩が強くなりすぎるし、と思った僕は喜んで貰うことにした。

彼は財布から千円札をとりだした。
‥!いやいや札は、札はいただけません!札は‥いけない!そこまでのことしてないから!
いいからいいから本当に感謝してるんだから貰っといて。
いやでも札は、札は‥マズイっ

貰った。

その千円で稽古場にアイスをお土産にしたとさ。

‥彼はおそらく1人暮らし、ヘルプマークというよりも、プロの介護が、もっと云うならば老人ホームで過ごすべき人なのかもしれない。
でもいろんな事情で、それを受けられない人は多い。
そしてそういう人こそ、人に助けを求めることに抵抗が強い。

それが「自立」した社会人だからだ。

‥そんな人にこそヘルプマークが必要なのかもしれない‥

まとめ
いつからヘルプマークのアイディアは起用されたのか、歴史が浅いことくらいしか分からなかった。
僕自身ヘルプマークをつけてる人をみたことがない。
そしてヘルプマークを知らない人には絶対に見えない。認識できない。そして配慮もできない。
これは普及していないからしょうがないこと。

そして確実にヘルプマークが必要な人はいる。
義足の人、精神疾患を抱えている人、自立神経失調症の人、それでも健常な生活を送れる人、
積極的にこれを身につけるべきだと思う。

このマークが普及することで、積極的にしんどい状態の人を助ける文化が広まるかもしれない。
このマークが普及することで、しんどい状態の人が助けを求めやすくなる文化が広まるかもしれない。
そうなればヘルプマークは必要なくなる。

できることなら、ヘルプマーク無しでもそういった文化の日本であって欲しい。

ヘルプマークがこの国を良くするキッカケになれば、と思っています。

ちょっと切り口が極端な気がするし、デリケートな問題に触れてますがここで記事を閉めたいと思います。

2018/07/20富士さんたろうが記す。
↓ぽちっと協力していただけるとありがたいです。
僕の血となり、肉となり、自信となります。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

アーカイブ

-のはなし

Copyright© 気分変調性障害と、共に , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.